学校取材レポート


GATSBY学生CM大賞を授業の課題として取り上げてくださっている学校にお邪魔して、
授業の様子をレポートする「学校取材レポート」

第3回は福岡の麻生情報ビジネス専門学校さんを取材してきました。
先生からは、今年から授業の課題として取り上げて頂いた理由。
そして学生さんからは作品を制作する上でのエピソードなどをお聞きしてきました。

グループワークではなく、一人一作品を制作

取材でお邪魔したのは、映像制作コース 2・3年生の授業。
こちらの授業では、グループワークではなく、一人一作品を制作されています。誰かが考えた内容ではなく自分のアイデアを形にするので気が抜けませんね。
個人制作とはいえ、もちろん撮影時はクラスメイトや友人に声をかけ、色んな方に手伝っていただきながら制作されているようです。

また、作品作りのプロセスは下記の通り。1ステップごとに先生から各学生へのアドバイスがあるので、次の工程へも安心して進むことができますね。

取材したタイミングでは、撮影と仮編集が終わり、いよいよ完成した作品を先生に見ていただくという、学生さんにとっては恐怖のチェックタイム。
いったいどんな批評が先生から飛び出すのでしょうか?

恐怖のチェックタイム!

いよいよ先生のチェックタイムが始まりました。
一人ずつ先生のデスクに呼ばれ、作品を見て頂きます。

もちろん絵コンテの段階でも先生の確認はあったので、仮編集が終わった時点でも内容は大きく変わらないはずですが…、色んな事情により「どうしてこうなった!?」という作品もあり、教室内は驚きと笑いが度々起こっていました。


いよいよ作品チェック!緊張の一瞬です


作品を見ながらのアドバイス


どんな指摘がくるのかドキドキ

先生は技術的な指導はもちろん、訴求力が弱い部分や全体の構成など。アイデアは面白いのに、作品として表現力が足らないポイントを客観的に指摘し、学生さんにもう一度考えてみるように提案されています。
なかには、先生からの指摘が思いもよらない意外なポイントだったようで、主観と客観との差に頭を抱えている学生さんもいらっしゃいました。

それでは先生からのキビシイ(?)チェックを受けた学生さんたちに、お話をお聞きしました。

撮影中止!?作品制作の感想やエピソード

学生Aさん

アイデアや構成を考えるのに苦労しました。
画面の一部分をぼかしたり、効果的なマスクのやり方がわからなかったので、そういった技術的な面を先生に教えて頂きました。

学生Bさん

編集している際に初めて、撮影時にミスをしていたことに気付きました。
自分の周りではキャストがなかなか見つからず、クラスメイトの紹介でやっと見つけることが出来たので、簡単に撮影をやり直す事も出来ず困りました。撮影現場で気付いていれば良かったのですが…。
それから制作しているのは30秒作品なのですが、仮編集が終わった段階で36秒。しかしどれも必要なシーンに思えるので、どこをカットするか悩んでいます。

学生Cさん

意外に先生からの指摘も少なくて安心しました。(笑)
苦労したのは、撮影の際に指示をうまく出せなかったことです。
自分の考えやイメージを伝えることの難しさを知りました。

学生Dさん

映像のことを詳しく知らない友人は、自分の作品を見て「良いね!」と言ってくれましたが、先生からのアドバイスは自分もちょっと足らないなと思っていた部分だったので、「やはりそこか」と納得しました。
普段はミュージックビデオやドキュメンタリー映像を制作することが多いので、CM制作は不慣れなのですが、作り始めるとやはり面白かったです。撮影も楽しくできました。


キビシイだけではなく、
思わず笑いがこぼれる和やかなシーンも


悩んでいるポイントも、この場で相談


学生さんの説明にも熱がこもります

学生Eさん

考えていたアイデアは大勢のキャストに出演して頂く内容だったので、キャスト集めが大変でした。
友達に色んな方を紹介していただき、スケジュール調整に苦労しましたが何とか日程も調整がつき、いよいよ撮影!しかし肝心な撮影日に台風が接近してしまい、中止になってしまいました。日程の再調整も困難だったので、仕方なく作品の内容を変えることになったのですが、先生にもなぜ絵コンテと出来上がった作品の内容が違うんだ?と突っ込まれてしまいました(笑)

学生Fさん

構成のアイデアが2パターンあるのですが、見せる人によってどちらの方が良いか意見が変わるので悩んでいます。実際にどちらのパターンも作ってみて、見比べてみようかなと思います。
商品リサーチやアイデア出しにとても時間がかかりましたが、撮影以降はスムーズに進めることができました。

学生Gさん

アイデアは4案ありました。その中から先生のアドバイスもあり、今の作品を作っています。
先生からは少し内容がわかりにくいので表現を工夫してはどうかという指摘を頂いたのですが、あまり言葉で内容を説明する作品にはしたくないので、どれだけシンプルかつわかりやすい表現ができるか考えてみます。


クラスメイトの意見も重要なアドバイス


う~~~ん。2人で一緒に悩みます


先生に頂いたアドバイスを参考に、早速修正

作品作りもなかなか一筋縄ではいかないものですね。
学生さんに続き、授業を担当されている赤城先生にもお話をお聞きしました。

赤城潤一先生へインタビュー

Q.授業の課題にGATSBY学生CM大賞を選ばれた理由を教えてください


以前は、個人での応募が多かったのですが、今年度は、映像専攻の学生全員に取り組むように進めて来ました。
ひとつの商品を分析し、市場調査することはCMを作る上で必要なスキルです。
しかし、学生がそのように商品CMを考えたときに架空の商品や、実際の企業の販売されているものをお願いして作るしかありません。
架空の商品では、評価が分かれたり、講師の先生の評価など偏りますし、実際の企業などにお願いすると大規模になり、なかなか少人数で取り組めなかったりします。その点、GATSBY学生CM大賞は、応募期間やいろいろな評価方法(審査員だけでなくWEB投票など)があり学生の力を試す絶好の機会だと思います。また、学生も受賞すると嬉しいと思います。

当校は専門学校ということもあり業界への就職が目標です。企業へ面接に行ったときに業界の方が良く知っているコンテストなのでアピールする材料としても良いコンテストだと思います。

以上のことから、専門学校で学んだスキルを存分に出し、挑戦し、たくさんの人に評価して頂き、就職に役立つコンテストだと思います。

Q.この課題を通じて学生さんにどんなことを学んでほしいですか?


商品CMのポイントを掴んで欲しいです。先に話したように、商品を分析し、市場を考え、アイデアを練り、そして絵コンテに描いて、映像を実際に撮影し、編集するというCMを作る工程を学んで将来の仕事について考えて欲しいです。

また、このコンテストには撮りっぱなしCM部門もあります。こちらはアイデア次第で気軽に挑戦できます。
今は、私たちの時代と違い気軽に自己表現するツールや環境が整っています。
表現することの楽しさを学生時代に学んで欲しいということもあります。

授業を取材して


一人で作成していると気付かないことも、客観的に見てくださる方がいるからこそ気付くことができるんですね。授業で取り上げていただくメリットはこういう所にもあるのだと思いました。
また、やはり自分で考えたアイデアを作品にしていくことは、共同制作に比べ、作品に対する愛情も責任感も全く異なると思います。
だからこそこだわりも強くなり、それが作品の個性に繋がっていくのかもしれません。

在学中そして卒業後も、GATSBY学生CM大賞へ参加した経験が活かされることを願っております。麻生情報ビジネス専門学校映像制作コースのみなさん、取材にご協力くださりありがとうございました!

第1回 学校取材レポート
扇町総合高等学校
第2回 学校取材レポート
相愛大学音楽学部
第4回 学校取材レポート
同朋大学文学部

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